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他業界で使われるマーケティングを自らの経験で体得し、アパレル企業の新規事業、再生支援へ
私のアパレル業界との関わりは、1993年にさかのぼります。 大学に在籍中の頃、世間では古着、ヴィンテージのブームがあり、代々木フリーマーケットが大人気でした。その頃に古着、スニーカーを買い付けてはフリー マーケットで売るという商売の原点に魅了され、大学を卒業した私はやはり仕事をするなら好きなことをやりたいと考え、大手アパレルメーカーに就職いたしました。
学生時代のプライドを年下の店長にズタズタにされながら、ショップスタッフを一年間経験し、その後、営業(出荷業務も含む)生産と一通りの職種を経 験し後、MDとして活躍するまでに至りました。この時期は毎日のように怒られながら、無我夢中で朝から終電まで働いていたのを思い出します。 アパレルビジネスの基礎は、この時期にとことん叩き込まれました。
その当時、まだ会社に前例がないセレクトショップの運営などの新規事業も任され、まさに数年分の経験を積ませてもらいました。 そんな絶頂期に、思い切って会社を辞めて、アパレルメーカーとして独立起業することにしました。2002年04月のことです。
さて、起業して何をやったかと言いますと、レディースアパレルのメーカーでした。これが自分の学んだことを活かし、これからの経験を築くと考えたか らです。 結果は手前ミソになりますが、たった半年で日本の28件の卸先と契約することができました。次のシーズンには、ステラ・フォレスト、イバナ・ヘルシンキらと共にパリの展示会へ出展。パリ、ロンドンを中心にマンチェスター、コルシカ島などの海外でも6件の卸先と契約することができました。しかも優良ショップばかりです。
今までは、『展示会の開催が鍵』でしたが、それだけでは多くのオリジナルブランドが結果を出せないなか、私はある方法で一点突破をはかり、優良ショップとの契約を結び、それから一気に効果的なDMを使って全国の優良ショップとの契約を小予算で集める方法を取りました。 (他業界でよく使われるマーケティング戦略がアパレル業界では新鮮で非常に効果があったのです。)
そこからは順調に独立起業後、半年でオリジナルブランドを中心としたセレクトショップをオープンし、またその半年後にはファッションビルからのお誘 いで2号店もオープンしました。この成果は、私にとって大きな自信になりました。 しばらくして、私の活動を見ていた他社の社長の方から『うちのブランドも見てくれないか?』という依頼がくるようになりました。それが、マーケティングや 営業に関する相談が増えてきていたのが、私が身に付けた知識をこれからの才能あるクリエーターやデザイナー、起業家のために還元しようと考え始めたのが最初のきっかけでした。
その後、アパレル商社の中国を中心としたOEM 生産に携わるうちに、大手企業特有のビジネスに疑問をもち始めました。悔しいのですが、熱意のあるクリエーター、デザイナーの仕事の依頼を規模が小さいという理由だけで断った経験もあります。 このようにして、ロットなどのあらゆる面でますます不利になっていく個人の方や中小企業の経営者のために何かしたいという気持ちが固まったのです。
アパレル業界は厳しい状況を迎えています。 しかし、一方では成功している方がたくさんいるのも事実です。 他業界に比べ、少人数で立ち上げることができ、実力次第では十分に大手のシェアに食い込むことができるアパレル業界にはたくさんの夢と希望があると思っております。
大きな夢をもっているクリエーター、デザイナー、バイヤーや起業家であるあなたに、私の経験がお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。 まだまだ、新しいこと、やりたいことはたくさんありますが、これからも一度きりの人生、共鳴してくれるクライアントさん一緒に、堪能していきたいと思います。

